国立音楽大学作曲専修「ワークショップ」(講師:鈴木モモ)

12月2日(水)

ストリングラフィ・アンサンブルの主要メンバー、鈴木モモが母校の国立音楽大学でストリングラフィのワークショップを行いました。以下鈴木モモの報告を記載します。

〜ストリングラフィという新しい楽器とその可能性〜 鈴木モモ

前半:1992年にストリングラフィが誕生してそこから現在に至るまでの水嶋の活動の話、楽器の仕組み、奏法についてお話。作曲科の生徒さんということで音や奏法に焦点を当てて動画を参考に、また実演しながら解説。アンサンブルで使用している3台の楽器の特性、使用している音階、半音階の出し方や奏法(メロディ、和音)、その他の奏法(弾く、トリル、ハーモニクスなど)について、またストリングラフィらしい特殊な効果音(鳥、ポテ缶など)をどうやって楽曲に取り入れているかなどの説明など。(森の記憶のポテ缶や鳥の声、弾きだけの曲ー天鼓ー、大きな古時計の時計の音、クラリネットこわしちゃったの壊れたクラリネットなど)

後半:アンサンブルの楽器がある程度確立されている中で、ストリングラフィを新しい形で今後に役立てていこうとする人の紹介。研究をしている山口君の論文(配布)また、研究と演奏も行う三橋美音さん演奏も行い、海外での音楽教育に役立てようと大学でその研究をしていこうとしていること、メンバー篠原もとこのえほんといとでんわのよみきかせ、Austurのまったく新しいストリングラフィの形とロックに使われるストリングラフィ。

そして自分の活動である、StringraphyLaboが行ってきた活動(主に即興カフェ、夢のパフォーマンス)の動画や写真で、その場の空間に合わせた少ない本数の楽器で音を作り音を出すことの解説などを経て、作曲を勉強している学生さんが今後ストリングラフィを「新しい楽器」として作曲の中に取り入れてもらえるのではないだろうか、という提案など。

終了後体験、感想など:終了後に参加されたみなさんが楽器に触れる。金山奏法(2本同時に演奏すると半音が出る)についてレクチャー内で話をしていたこともあり、同じ糸で2本弾いたらどうなるんでしょうか、という提案をもらったり(試したことがありません)、輪ゴムで擦ったらどんな音が出るのでしょうか?という質問などいただく。コンピュータ音楽専修の生徒さんはその場で音を録音し音作りに使いたいとのこと。

総括:ストリングラフィの仕組みや音の出し方など本当に熱心に聞いてくださり(ストリングラフィの存在は知っていて受講を楽しみにされていた生徒さんはすべてをメモに取りながらレクチャーを聞いてくれたそうです。)この楽器を認知し、その多様性や魅力が伝わったのではないかと感じています。全音階しかない中での演奏の難しさや3台を使った編曲や効果音を入れた作曲というのは、音大の学生さんの前ならではの話でした。自分自身のことではありますが、今回講義のために知っている知識も再度見直してみたところ、ストリングラフィは本当に多様性の楽器であることを実感しました。今回は音や作曲ということに焦点を当てての講義となりましたが、他にも教育や空間創り、科学的な研究や解析、様々な分野や視点からのストリングラフィを考察しまたそれを共有できる機会があれば望ましいと思います。

プロジェクト名:国立音楽大学作曲専修「ワークショップ」(毎回様々なゲストを招き、作曲・演奏について、また現代の創作家に必要な様々なトピックについて講義・実演を行う授業です。)

日時:2020年12月2日(水)16:20〜17:50 18:00〜19:30

場所:国立音楽大学 合唱スタジオ

担当:川島素晴准教授

参加者:作曲専修、コンピュータ音楽専修の1年〜4年生と博士課程の学生 9名

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