3月8日(水)
「川島素晴 plays… vol.5 “自作陶器”」を、聴く
〈楽器について〉
作曲者&パフォーマー自作の陶器には一つ一つに精霊が宿って居る様。『土』と言う自然の塊を捏ね、『火』で焼いて生まれた『物』の『音』は、唯一無二。また出来上がってくるまで、叩いたり、擦ったりして音を出してみるまで何が飛び出すかわからない。
ストリングラフィで使用している絹糸も自然から生まれ、不均一な素材であるため、理屈通りにいかない面白さがあります。紙コップも木材パルプ、竹やケナフからできています。ご存知のようにエイジングと言って音を鳴らして振動を与え続けることで、共鳴体が成熟し美しい音が出るようになります。日本で生まれた楽器だけに付喪神みたいだなといつも思っています。
〈プログラム構成について〉
ジョン・ケージと湯浅譲二へのオマージュ・パフォーマンスがサンドイッチの『パン』、中身に色とりどりの若手の可能性を感じさせる作品が詰まった楽しさ満載の構成。作った作品をすぐに『肉体化』してもらえる作曲家は幸せです❣️
〈若手の皆さん〉
作曲、パフォーマンス、スタッフそして客席に若手が多く、活気があるのが何よりステキ❤️川島先生の元から多くの規格外音楽家が誕生する予感🌿


