乳幼児精神保健学会全国学術集会下見 & ラジオインタュー

8月17日(木)August 17, 2017 (Thurs.)

11/25&26に予定されている「乳幼児精神保健学会 FOURWINDS Association for Infant Mental Health 第20回全国学術集会・FW20周年記念東京大会 」「ちいさな瞳の輝く社会~垣根を越えた大人の連携~」の懇親会(11/26)でストリングラフィを演奏させていただくことになりました。今日は11時から東京大会運営スタッフの皆さんと国立オリンピック記念青少年総合センター(代々木)で会場下見でした。

Midori & I went to the National Olympics Memorial Youth Center to take a look in advance. We are going to have a mini concert at the dinner after the conference held by the FOURWINDS Association for Infant Mental Health on 11/26.

帰りがけ、参宮橋駅でアメリカ人のジェシカさんから街頭インタビューを受けました。日本へ来て4年、フィルムメーカー&ラジオ番組制作をなさっているそうです。アメリカの現状についての意見を求められたのですが・・・お話ししているうちに、「ジェシカさん是非ストリングラフィを聴きにスタジオへ遊びにいらしてください。」という流れに・・・こういうのも逆ナンというのでしょうか?

I took a man-on-the-street interview by Jessica in front of the Sagubashi Station on the Odakyu Line. She is an American film maker and radio presenter.

アルジャジーラ(カタール)の取材を受けました! An interview on Al Jazeera (Qatar) News Program

8月16日(水)August 16, 2017 (Wed.)

カタールの衛星テレビ局、アルジャジーラの取材を受けました。ニュース番組中、各国の.文化を紹介するコーナーで取り上げるそうです。アラビア語圏にストリングラフィを紹介していただくのは初めて、反応が楽しみです!
I took an interview on Al Jazeera (Qatar) TV news program after the rehearsal. They have a spot about unique culture of all over the world. It will be the first time the Stringraphy is introduced to Arabic speaking countries.

森田商店訪問 MORITA Brothers ~Custom Fiber Processing factory

8月11日(金)August 11, 2017 (Fri.)

 ストリングラフィ専用の絹糸を制作していただくため(“貞明皇后蚕糸記念科学技術研究助成”)、八王子の森田商店(撚糸)を訪問しました。
 Kiku and I visited “MORITA Brothers in Hachioji”.

 森田商店は100年以上前、この地に大きな絹問屋として出発したそうです。森田さんが車で送迎して下さる間、教えてくださった「森田商店の歴史」はまさに「日本近代史」でした!
 “MORITA & Co.” started more than 100 years ago in the center of Hachioji as a big Raw Silk Trading Company. Mr. Morita told me about the history of his family history.

 八王子一帯は高尾山の地下水脈に恵まれた土地です。豊富な水資源を背景に、養蚕・機織りが盛んに行われました。幕末(安政6年、1859年)横浜港が開港されると、外国との貿易が開始され、輸出品の中心となったのが生糸でした。当時の生糸の主な生産地は、上州(群馬県)、甲州(山梨県)、信州(長野県)など。八王子はその中でも横浜港と江戸に近いという地の利を得た養蚕地帯でした。江戸時代から生糸の取引を行っていた「鑓水商人」の活躍もあり、八王子は生糸の集積拠点となりました。各地でつくられた生糸の多くは「八王子の市」に集められた後、多摩丘陵を越え町田を通って横浜まで運ばれました。この道は「浜街道」と呼ばれていましたが、今では「絹の道」ともいいます。
 Hachioji used to be the center of the raw silk trading business. The port of Yokohama was officially opened in 1859 (the late Tokugawa shogunate). Japan’s chief exports then were the raw silk. There was a big boost for silk business. Hachioji has a good geographical location because it has good access to both of Edo (Tokyo) and Yokohama. The road between Hachioji and Yokohama is called “Hama-kaido” or “Japanese Silk Road”.
 そういえば7月31日に「町田市生涯学習センター」で演奏させていただいた際、商店街に「絹の道」プレートを発見し、辿っていくと町田駅東口に「碑」があり記念撮影しました。 あらら、改めてみると「はちおゝじ」と彫られているではありませんか!

 100年以上前、「森田商店」創業当時の八王子には200を超える絹関係の店や工場があったそうです。織物産業で繁栄を極めた八王子田町には花街が出現、昭和初期には待合、置屋数十件が軒を連ね、芸妓150名が闊歩するなど、たいそう華やかな街だったとか。
森田商店は1929年以降の世界恐慌後の絹相場暴落のあおりを受け、規模を縮小、現在の森田兄弟の代からは、「撚糸」技術で勝負するようになったそうです。
 Morita brothers are experienced artisans of exceptional skill. They have analyzed the silk string which we have been using for the Stringraphy. They have promised that they will make the better one!
 工房へ到着すると、早速先日お送りした「サマーヤーン」を分析して見せて下さいました。この道具、「検撚機」(Twist Counter)というそうです。各種織物原糸の「より数」「より縮み率」を測定する機械です。あっという間の職人技で、私たちが探している糸の測定結果が出ました。
*2つの糸が撚り合されてできている。
*上撚り(あげより、うわより)(合糸後に入れる撚り)=三ッ子撚り(みっこより、スリーコード 糸に丸みを持たせる効果)
180 T/m(回/m) Z方向(左撚り)
*下撚(したより)=266 T/m S方向(右撚り)
*合計=3402 D(デニール)
 蚕の吐いた繭糸は0.02mmほど。一見1本に見える21デニールの絹糸も、解(ほぐ)してみるとこんなにたくさんの繭糸で構成されています。
 この繭糸は、2本のフィブロイン(fibroin、繊維状のタンパク質の一種)をセリシン(sericin)という粘着質のタンパク質が取り囲み固めてできています。フィブロインの断面は三角形に近い形、蚕の口の形が異なるため1本1本太さが異なります。(フィブロインは数百本のフィブリルという細い繊維からなる。フィブリルはミクロフィブリルが集まったもの。)蚕が身体を8の字にうねらせて吐いた繊維であるため、小刻みなうねりが刻まれています。1個の繭は1本の糸からできていて、1000m ~ 1300mもの長さがあります。
 このようにして出来上がった絹にはミクロの凹凸があるため、ストリングラフィにして擦った時、摩擦が起き美しい音色を奏でることができるのですね。
 A silk thread is very thin 0.02mm. Each silk thread is consists of two fibrils. The transvers section of a fibril is triangle. Sericin which is sticky protein puts the two strings together. A fibroin is consists of hundreds of fibril. A fibril is made of microfibril which is a very fine fibril. A silk worm twists when he spits a thread. This is the reason why a silk thread is a little wavy. The cocoon is made of one thread of raw silk from 900 to 1300 meters long.
 The roughness of the silk thread creates a beautiful sound of the Stringraphy!

 糸を撚るときに使う「錘(つむ)(weight snipping)」という道具を見せていただきました。棒錘(stick spindle)(手前)と袋錘(hollow spindle)(奥)の2種類を使用しているそうです。奥の工房では、このような「錘」(イタリア式)を60個連ねた撚糸機(throwing machine)が昼夜を問わず稼働しているそうです。
*袋つむ撚り(covering twist):原糸に撚りをかけず、もう一本の生糸を巻き付けていく方法。中空の錘に原糸を通し、引き出し出口でもう一本の糸を巻き付けていく撚り方。カバーリング。国内では珍しい撚糸機械、特殊な撚り方となる。
 They showed us two kinds of weight spindles, a stick spindle and a hollow spindle. They also explained us how to use them to make different types of strings. It was very interesting demonstration. They have been meeting any kind of customer’s demand.
 They have made a special string for braiding Japanese armor!
 森田兄弟はありとあらゆる注文にこたえてオリジナル「糸」を制作しています。鎧を閉じる絹糸(縅毛 おどしげ)、和綴じ本の綴じ糸(とじいと)、琵琶の糸などできないものはないというお話し、心強いです!
 They have promised that they will make the better one!

無響室での録音 Recording at the Anechoic Chamber

8月9日(水)August 9, 2017 (Wed.)

情報学科の管村昇教授と4年生の久保田光さんのご協力を得て、工学院大学八王子キャンパスの「無響室」でストリングラフィの録音を行いました。3種類の絹糸で作った楽器の波動特性を比較します。(“貞明皇后蚕糸記念科学技術研究助成”をいただいている研究、「国産シルクによる弦楽器(ストリングラフィ)用絹撚糸の開発」の一環)
We have recorded three different types of Stringraphies at the Anechoic Chamber at Kogakuin University. Each one is made different type of silk. (Japanese Silk String for the Stringraphy supported by “Empress Teimei Memorial Grant”)


無響室と同じ9号棟には残響室もあります。ここで弾いたらお風呂で歌っているみたいに気持ちよさそうです。
The Reverberation Chamber


工学院大学八王子キャンパスには新しい施設が続々誕生しています。管村先生に最先端のキャンパスを案内していただきました。

工学院大学八王子キャンパスには新しい施設が続々誕生しています。管村先生に最先端のキャンパスを案内していただきました。木立の向こうに見えるのが、情報学科のある新2号館。工学院大学の卒業生、教授陣が設計を担当、学生の視点に立った斬新かつ愛情あふれる視点が随所に生かされています。こんなところで勉強できる工学院大学の皆さんがうらやましいです!!

学生たちが自由に学び、ディスカッションを行える「ラーニングコモンズ」。

ここはなんと「図書館」。椅子です!保護者や教授、卒業生などの寄付で、学習に集中&リラックスできる環境が整えられています。

オープンキャンパスに際の展示。

「鳥の島の音楽祭 ~トリトリランド(音の絵本)」初演 (SHIBAURA HOUSE)  The premiere of “Tori-Tori-Land” at the Shibaura House

8月5日(土)August 5, 2017 (Sat.)

「鳥の島の音楽祭 ~トリトリランド」初演風景。(SHIBAURA HOUSE 港区)
The premiere of Stringraphy’s “Sound Book Series” “Tori-Tori-Land” at Shibaura House in Tokyo (Minato Ward)

「鳥の島の音楽祭」「コドモ チョウナイカイ プログラム」(コドモチョウナイカイ事務局主催)の半年にわたるプグラムの一環です。子どもたちが「コドモチョウナイカイ」と称するデザインチームを組んで半年にわたるワークショップをつうじてまちを元気にする「おまつり」をつくりあげる、というプロジェクト。半年にわたる連続ワークショップが「お祭り」に結実していくという企画立案、主催者の式地香織さんならではのユニークなスタイルですね

6月に行われたワークショップ「みんなの鳥で島をつくろう」に、「トリトリランド」初演メンバーのネコちゃん&いっちゃんの子どもたち、合計3名が参加しました。段ボールをカットして作った「トリ」にいろいろな布を張って世界に一羽だけの鳥を創りました!(Mio Bird, Ito Bird)

Three children of two Stringraphy members who performed today participated in the workshop “Let’s Make a Birds Island” held on 6/18. They created beautiful birds out of cardboard and small pieces of colorful clothes. (Kanato Bird)

「トリトリランド」の舞台装置は6月に子供たちが制作した「鳥の島」です。段ボールの「島」に、子供たちの作ったユニークで美しい鳥たちが留まっています。ママプレーヤー2名にとって初の親子共演のステージとなりました!
The “Birds Island” which children made in June has become the stage setting for the premiere of the “Tori-Tori-Land”.

会場へは7/23に開催されたワークショップ「世界を旅する鳥になろう」の作品をまとった子供たちの姿も見えます。

She disguised as a bird. Several children put on birds costumes which they made at the Workshop held on 7/23.

Three workshops were held in between the performances. Children made a Stringraphy and put several pieces of clothes on the paper cups. Pretty birds have appeared! They will join our performance and play important roles. Birds of all over the world called “Tori-Tori-Team”. They will play Birds’ chirping sound.

「トリトリランド」初演当日、3回のパフォーマンスの合間に親子ワークショップが開催されました。

いつものストリングラフィ=糸電話に、カットされた布をデザインして・・・

こんなにすてきな「鳥」が出来上がりました!

なんと「トリトリランド」上演中、この子供たち=トリトリチームは、「世界中の鳥」の役で登場します。マイ鳥楽器で「鳥のさえずり声」を演奏します!

子どもたちが作った「鳥」の舞台装置(6月)、「鳥」のコスチューム(7月)、そして「鳥」の楽器と演奏(8月)、すべてがSHIBAURA HOUSEの空間に結集し夢のような1日でした。

“Tori-Tori-Land” (The World Premiere)
Date: 2017/08/05
Stage Setting: Children participated in the WS on 6/18
Performers: Stringraphy Ensemble
& Tori-Tori-Team, Children participated in the WS on 8/5
Costume Design: Momo Suzuki (Stringraphy Ensemble)
& Children participated in the WS on 7/23(Tori-Tori-Team)

司会&最初の挨拶をするコドモチョウナイカイ事務局の代表、式地香織さん。

客席には「鳥」に扮した子供たちの姿が見えます。
「トリトリランド」で「トリトリチーム」役で演奏に登場します!

ガラス越しにパフォーマンを目にした通りがかりのご近所ファミリーや旅行中のご家族、外国の方まで、どんどん集まってきました。

Many passerby became audience. They saw our performance through the glasses! Most of them said that this was their first time entering the SHIBAURA HOUSE.

「地域のお祭りをこどもたちが作る」まさに式地さん(コドモチョウナイカイ事務局代表)の狙い通りですね!

子どもたちの作った作品、「鳥」「コスチューム」「楽器」、ひとつひとつに個性が反映されていて感動しました。具象的ではない、「鳥」のイメージを「デザインで遊ぶ」という「コドモチョウナイカイ プログラム」のコンセプトが見事に成功していました。

 

式地さん、「コドモチョウナイカイ事務局」の皆さん、ストリングラフィ・アンサンブル & メンバーの家族で記念撮影!

プロジェクト名:鳥の島の音楽祭「トリトリランド」
主催:コドモチョウナイカイ事務局
出演者:水嶋一江、鈴木モモ、田實峰子、蓮見郁子
制作:八重樫みどり
会場:SHIBAURA HOUSE
時間:コンサート ① 13:00 – 13:30 ② 14:00 – 14:30 ③ 15:00 – 15:30
ワークショップ ① 10:30 – 11:00  ② 12:00 – 12:30 ③ 13:00 – 13:30
④ 14:00 – 14:30
観客:コンサート ① 約60人 ② 約70人  ③ 約50人
ワークショップ ① 18人 ② 15人  ③ 15人 ④ 10人