一般財団法人大日本蚕糸会 貞明皇后研究助成 『研究成果報告』

5月24日(木)May 24, 2018 (Thurs.)
平成29年度「一般財団法人大日本蚕糸会 貞明皇后研究助成」を頂き、「国産シルクによる弦楽器(ストリングラフィ)用絹撚糸の開発」をテーマに研究をさせていただきました。今日は有楽町にある蚕糸会館で『研究成果報告』を行いました。
東北撚糸株式会社、森田商店、西陣の糸有限会社吉川商事、丸三ハシモト株式会社の4社に市販生糸を用いた撚糸製作を依頼、延べ27種類の撚糸を試作しストリングラフィを製作、周波数特性の分析及び官能検査を実施した結果、(協力:工学院大学情報学部情報デザイン学科管村昇教授、久保田光氏)「精練し、ある程度セリシンを除去した生糸を用いた撚糸の方がスムーズできれいな音が出る」「周波数分析の結果第二倍音を多く含む撚糸の音色が心地よく聞こえる」など貴重なヒントを得ることができました。
今後も各社と共同して、音質&機能の両面で高いクオリティを持った弦楽器用撚糸の開発を継続していく予定です。またその過程で得られた日本の蚕糸・絹業に関する知識を、コンサートを通して、子供・外国人を含む各層の人々に広く伝えていきたいと思います。

プロジェクト名:一般財団法人大日本蚕糸会 貞明皇后研究助成 『研究成果報告』
時間:14:15~14:30
場所:蚕糸会館6階第1会議室

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蚕糸科学研究所 The Silk Science Research Institute

12月27日(火) December 27,2017(Tues.)

We visited the “Silk Science Research Institute “in Shinjuku-ku. We have reported the result of our first year research on “Silk String of the Stringraphy made by Japanese Silk “to the director, Dr.Shimizu. We have requested three Silk Yarn manufacturers to make trial products. We have tried 22 different types of silk yarns at the total. Two of them turned out fine. We will make strings for the Stringraphy by Japanese Silk next year.新宿百人町にある「蚕糸科学研究所」を訪問しました。所長の清水重人先生より、「貞明皇后記念科学助成研究 日本産シルクによるストリングラフィ弦 撚糸開発」へのアドバイスをいただきました。今年3月から12月まで東北撚糸株式会社(福島県)+福島県ハイテクプラザ、森田商会(東京都)、西陣の糸屋 有限会社吉川商事(京都府)で作製していただいた延べ22種類の絹糸でストリングラフィを試作、今の時点で2つの糸で目指す低音を発音する可能性の目途が立ちました。来年度はいよいよ日本産シルク「春嶺鐘月」と「小石丸」を用いたストリングラフィの試作に取り掛かる予定です!

繭の色の演奏会 Vol.32  Stringraphy Live Performance 2017

9月22日(金)September 22, 2017 (Fri.)
プロジェクト名:繭の色の演奏会 Vol.32 Stringraphy Live Performance 2017
主催:スタジオ・イヴ
演奏者:水嶋一江、鈴木モモ、蓮見郁子
制作:八重樫みどり
場所:スタジオ・イヴ
時間:19:00 – 20:10
観客:3名
東京国際フランス学園 (Lycée français international de Tokyo)へ通っている4歳の男の子が参加しました。日本の小学校では1年生に相当するクラスに通っているとのこと。音楽に大変興味がある様子で、オリジナル曲もリズムに乗って身体を動かしたりと、心から楽しんでいる雰囲気が伝わってきました。以前フランスでフェスティバルPerformances at “Le Lieu Unique”, Nantes)に参加した際、バスで小学生たちが団体でやってきて複雑に張り巡らされたいとの間に座って抽象的なオリジナル曲を楽しんでいたことを思い出しました。


トークで「貞明皇后蚕糸記念科学技術研究助成研究、国産シルクによる弦楽器(ストリングラフィ)用絹撚糸の開発」について触れたのですが、男の子のご家族が、産経新聞の連載小説「朝けの空に」という貞明皇后(1884~1951年)の生涯を描いた紙面をお持ちになっており符合に驚きました。「ぶらり途中下車の旅」でストリングラフィをご覧になった時、「絹」ということで関連性を想起されたそうです。すごい!単行本になるのが楽しみです。

Research on special silk string for the Stringraphy

9月12日(木)

“貞明皇后蚕糸記念科学技術研究助成”をいただいている研究、「国産シルクによる弦楽器(ストリングラフィ)用絹撚糸の開発」
工学院大学の久保田さんが5種類の絹糸で作成したストリングラフィの音を録音。高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform) を用いて波動特性を比較してくださいます。
今日の実験で用いた5っ種類の糸のうち、3種類を作成してくださった福島県ハイテクプラザの研究員中村さんが福島から現場を視察するため駆けつけてくださいました。

“貞明皇后蚕糸記念科学技術研究助成”工学院大学チームとミーティング

9月4日(月)September 4 2017 (Mon.)

工学院大学管村昇教授、4年生の久保田君、KIKU、私の4名で、“貞明皇后蚕糸記念科学技術研究助成”に関連した研究方法についてのミーティングを行いました。今後、福島県ハイテクプラザなどで特注した数種類の絹糸を比較していきます。それぞれの糸を用いて制作したストリングラフィを20名の学生に聞いていただき、「官能検査」を行います。今日は「主観評価」の方法について管村先生からアドバイスをいただきました。