ストリングラフィ歴史的写真

12月3日(木)

昨日ストリングラフィ・アンサンブル、メンバーの鈴木モモが国立音楽大学でワークショップを行うに当たり、ストリングラフィを考案→実験的パフォーマンス→ストリングラフィ・アンサンブルと、楽器としての進化を遂げた過程を写真で追ってみました。

1992年4月 山形県大蔵村(月山の麓)「すすきのシアター」でのパフォーマンス
1992年12月 「未来のイヴ」(東京芸術劇場小劇場)1

1992年12月 「未来のイヴ」(東京芸術劇場小劇場)2

1992年12月 「未来のイヴ」(東京芸術劇場小劇場) 3
「アビメレク」(アルス・ノヴァ 東京阿佐ヶ谷)
「大手町の幾何学」(P3、東京四谷東長寺地下)

「一噌幸弘&水嶋一江Collaboration」(アサヒスクエアA、東京浅草) 1
「一噌幸弘&水嶋一江Collaboration」(アサヒスクエアA、東京浅草) 2

1994年11月 コンサート&ワークショップ準備 (平塚幼稚園、東京祐天寺)

1994年10月 「ワークショップ」 (NTT世田谷、東京) 1
1994年10月 「ワークショップ」(NTT世田谷、東京)2
1994年10月 「ワークショップ」(NTT世田谷、東京)4

国立音楽大学作曲専修「ワークショップ」(講師:鈴木モモ)

12月2日(水)

ストリングラフィ・アンサンブルの主要メンバー、鈴木モモが母校の国立音楽大学でストリングラフィのワークショップを行いました。以下鈴木モモの報告を記載します。

〜ストリングラフィという新しい楽器とその可能性〜 鈴木モモ

前半:1992年にストリングラフィが誕生してそこから現在に至るまでの水嶋の活動の話、楽器の仕組み、奏法についてお話。作曲科の生徒さんということで音や奏法に焦点を当てて動画を参考に、また実演しながら解説。アンサンブルで使用している3台の楽器の特性、使用している音階、半音階の出し方や奏法(メロディ、和音)、その他の奏法(弾く、トリル、ハーモニクスなど)について、またストリングラフィらしい特殊な効果音(鳥、ポテ缶など)をどうやって楽曲に取り入れているかなどの説明など。(森の記憶のポテ缶や鳥の声、弾きだけの曲ー天鼓ー、大きな古時計の時計の音、クラリネットこわしちゃったの壊れたクラリネットなど)

後半:アンサンブルの楽器がある程度確立されている中で、ストリングラフィを新しい形で今後に役立てていこうとする人の紹介。研究をしている山口君の論文(配布)また、研究と演奏も行う三橋美音さん演奏も行い、海外での音楽教育に役立てようと大学でその研究をしていこうとしていること、メンバー篠原もとこのえほんといとでんわのよみきかせ、Austurのまったく新しいストリングラフィの形とロックに使われるストリングラフィ。

そして自分の活動である、StringraphyLaboが行ってきた活動(主に即興カフェ、夢のパフォーマンス)の動画や写真で、その場の空間に合わせた少ない本数の楽器で音を作り音を出すことの解説などを経て、作曲を勉強している学生さんが今後ストリングラフィを「新しい楽器」として作曲の中に取り入れてもらえるのではないだろうか、という提案など。

終了後体験、感想など:終了後に参加されたみなさんが楽器に触れる。金山奏法(2本同時に演奏すると半音が出る)についてレクチャー内で話をしていたこともあり、同じ糸で2本弾いたらどうなるんでしょうか、という提案をもらったり(試したことがありません)、輪ゴムで擦ったらどんな音が出るのでしょうか?という質問などいただく。コンピュータ音楽専修の生徒さんはその場で音を録音し音作りに使いたいとのこと。

総括:ストリングラフィの仕組みや音の出し方など本当に熱心に聞いてくださり(ストリングラフィの存在は知っていて受講を楽しみにされていた生徒さんはすべてをメモに取りながらレクチャーを聞いてくれたそうです。)この楽器を認知し、その多様性や魅力が伝わったのではないかと感じています。全音階しかない中での演奏の難しさや3台を使った編曲や効果音を入れた作曲というのは、音大の学生さんの前ならではの話でした。自分自身のことではありますが、今回講義のために知っている知識も再度見直してみたところ、ストリングラフィは本当に多様性の楽器であることを実感しました。今回は音や作曲ということに焦点を当てての講義となりましたが、他にも教育や空間創り、科学的な研究や解析、様々な分野や視点からのストリングラフィを考察しまたそれを共有できる機会があれば望ましいと思います。

プロジェクト名:国立音楽大学作曲専修「ワークショップ」(毎回様々なゲストを招き、作曲・演奏について、また現代の創作家に必要な様々なトピックについて講義・実演を行う授業です。)

日時:2020年12月2日(水)16:20〜17:50 18:00〜19:30

場所:国立音楽大学 合唱スタジオ

担当:川島素晴准教授

参加者:作曲専修、コンピュータ音楽専修の1年〜4年生と博士課程の学生 9名

飯田市公立保育園研修会

5月25日(土)
「飯田市公立保育園研修会」はこれまでにない内容のイベントでした。
レクチャー(30分)、子供向けコンサート「糸の森の音楽会」(30分)、ワークショップ(30分)、一般向けコンサート「森の記憶」(30分)とストリングラフィ・アンサンブルの総力を結集した内容となりました。
飯田市では『いいだ型自然保育』(信州やまほいく)といって、豊かな地元の自然の中で保育をするというすばらしい伝統とメソッドがあります。
ストリングラフィが山形県月山の山の麓で生まれ、日本の風土で27年間育まれてきた経緯と重なる点がたくさんあります。
ストリングラフィが子供たちを対象としたコンサートなどを通じて、学び成長していった過程を、社会とのかかわりも交えてお話ししました。

<第1部> 講話「ストリングラフィについて、楽器の誕生→進化とこどもたち」30分
MC: 水嶋 挨拶 ニックネーム 「ストリングラフィ初めて? まず1曲」
○アイネクライネナハトムジーク
- ストリングラフィの誕生 月山の森エピソード 1992年
- 水嶋バックグラウンドからストリングラフィへ 桐朋学園大学作曲科 UCDS作曲科修士課程
- アートシーンでのストリングラフィ 1996年まではプロデュース作品 アートフェス
- ストリングラフィ・アンサンブル結成 1996年 美術館&海外フェス
- 子ども劇場との出会い 1999年(柏崎&長岡子ども劇場)2000年80か所 宮崎県以外
- 子どもとストリングラフィ(テーオーシー保育園)2001年(平塚幼稚園、目黒区)
- 「糸の森の音楽会」 2008年(杉並区の先進的な取り組み『子育て応援券』※1に触発されて生まれた企画。(コンサートへ行く機会が少ない学齢前の子供とファミリーを主な対象、季節の歌・手遊び・スキンシップ)
(時代の変化、ママ&子ども→ママ&パパ&子ども→パパ&子ども)
- 科学館 サイエンスコンサート 2001年(「でんきの科学館」サイエンスパーティ名古屋)
『糸の実験』実体験を通じた学び・ストリングラフィの多面性(音楽・美術・科学・ダンス)、物事を多面的にとらえることへのヒント、五感での体験
- 小学校鑑賞事業 2001年 (立教小学校、年/20-30校→400校)
- 絹糸 日本には養蚕&蚕糸技術長い歴史と豊かな文化がある。国産シルク0.3%
2018年「貞明皇后蚕糸記念科学技術研究助成金」日本産の絹糸でのストリングラフィ製作
信州の絹糸で参加コーナー
(宮坂製糸所 錦秋×鐘和 長野県上伊那産の繭を使用、生糸は自動繰糸42デニール)
- クリエイティビティ オリジナリティ 豊かな人生とは
- ここからは先ほどお話しした「糸の森の音楽会」を体験していただきましょう。保育園で子どもたちと、また親子で参加しているイメージで、五感でコンサートをお楽しみください。またストリングラフィの特徴、体育館を世界に1つしかない大きな楽器にして演奏する、を体感していただくため、席替えを行いたいと思います。こちらとあちら、お好きな場所へ移動してご覧ください。

続いて、この11年来ストリングラフィ・アンサンブルが力を入れている、「糸の森の音楽会」(0歳から楽しめるコンサート)の実演です!さすが保育士の皆さん、歌ったり手拍子をしたり、楽しく参加しながら聞いてくださいました。
<第2部>「糸の森の音楽会」30分
○ It’s a Small World
○ クラリネットこわしちゃった
○ 森のくまさん
○ ぞうさん
○ アイアイ
○ バスごっこ
○ ミッキーマウスマーチ
○ 春
○ 四季のメドレー
○ 恋
○ パプリカ
10分休憩(松脂塗)

続いて実践編。たくさんの参加者の皆様にストリングラフィで動物の声などを出していただきました。ちなみにこのセクションで使用しているストリングラフィ、上伊那産の繭から作られた日本産のシルクで製作したものです!
<第3部> 「参加型ンサート」30分
☆ 太鼓の音
言葉のリズムあそび
「おもちゃのチャチャチャ」
☆ 鳥のさえずり声
「山の音楽家」
☆ キラキラ星
☆ 長音階「2人挑戦」
☆ キラキラ星(6人参加者)Fキラキラチーム6人
☆ 観客席 手持ちストリングラフィぽんぽんグラフィ(2人) 青(タ~ンタ~ン)+銀(タッタッタン) 蓮見&田實デモ
ぽんぽんチーム2人 リズムを掛け合う→自由に掛け合う(コミュニケーション)
ぴよぴよグラフィ 交互に鳴く 赤→銀→赤→銀 KIKU&田實デモ
ぴよぴよチーム2人
☆キラキラ星のメロディと合奏
① ぽんぽんチーム2人 リズムを掛け合う→自由に掛け合う(コミュニケーション)
② キラキラチーム6人
③ ぴよぴよチーム2人
☆ 質問コーナー
5分休憩(調弦)

最後にストリングラフィが誕生した森をイメージして作曲したオリジナル曲「森の記憶」など、ストリングラフィならではの自然と楽器が融合した形のコンサートをお楽しみいただきました。
<第4部>「森の記憶」30分
○ 森の記憶
○ Angel of Rain
○大きな古時計
○ 花は咲く
○ 紫苑「繭の色」より
○ 天鼓
○ 青磁「繭の色」より
○ カノン

<参考資料>鼎みつば保育園 鈴木栄子
飯田市の公立保育園では保育の実践や理論についての講演会や学習会、研修会をしています。
その中で、園長会の主催の研修会もあります。飯田市は豊かな里山の中に保育園があり、その自然を生かした保育をしていこうと“信州やまほいく”をしています。(詳しくはポータルサイトもありますので良かったらご覧下さい)飯田市は『いいだ型自然保育』と言う名称です。
自然を大切に保育をしていく中で、自然の音に耳を傾けることの大切さも感じています。園長会でこういう話をしていてストリングラフィに繋がっていきました。当日は耳を澄ましてきれいな音を聴き、聴く事の大切さを再確認してほしいなと思っています。音を聴くと同じようにお友だちの声にも耳を傾けられるようになってほしいと思います。(新年度が始まって疲れている保育士も多いので癒しの時間にもなるといいかとも思っています)
この研修会の正式名称は「飯田市公立保育園研修会」でいいかと思います。

幼児期の子どもを対象に、屋外での遊びや運動を中心に様々な体験を深め、知力と体力も同時に高めることができるとされる全国的に注目を集める新しいスタイルの保育・幼児教育です。 多様な自然や地域の環境を活かした活動を通じて、子どもたちの知的好奇心や感性が豊かに育まれ、さらに異年齢の集団活動の中でコミュニケーションや社会性、自尊心や自己肯定感の向上も期待できます。 長野県では、2015年より「信州型自然保育認定制度」をスタートし、より親しみやすいよう「信州やまほいく」を愛称として普及に取り組んでいます

※1 「杉並子育て応援券」とは、一時保育、子育て相談、子育て講座などの有料の子育て支援サービスに利用できる券(チケット)を、就学前のお子さんがいる家庭に発行し、サービスを利用しやすくすることで、地域の子育てを支援するものです。応援券が利用できるサービスは、子育て家庭が地域の中でいろいろな人と関わりながら子育てをするきっかけとなるものとし、杉並区が登録基準を定めています。その基準を満たしたサービスを提供できれば、たとえ小さな団体でもサービスの提供事業者として登録できます。しかし、最終的に登録されたサービスの中からどのサービスを利用するかは、利用者自身の選択となります。そして、利用者が選んだサービスを提供した事業者に、杉並区が応援券相当分の代金を支払うというのがこの応援券のしくみです。

プロジェクト名:飯田市公立保育園研修会
主催:飯田市公立保育園・園長会
出演者:水嶋一江、KIKU、田實峰子、蓮見郁子
制作:八重樫みどり
会場:さんとぴあ飯田 体育館
時間:①<第1部> 水嶋一江 講話 「ストリングラフィについて、楽器の誕生→進化とこどもたち」11:30 –12 :00
②<第2部> 「糸の森の音楽会」12:00 –12 :30
<休憩 10分>
③<第3部> 「参加型ンサート」12:40-13:10
<休憩 5分>
④<第4部> 「森の記憶」13:15-13:45
観客:飯田市公立保育園、11保育園から100名の保育士の方が参加

和洋女子大学のHP&FBに紹介されました!

6月15日(木)

「教育振興支援助成プログラム」で和洋女子大学の駒久美子先生と学生さんが、「星山麻木先生+水嶋一江 コラボレーション」に参加。その様子ga
和洋女子大学の公式ホームページFBに掲載されました。素敵なレポート、こんな反響をいただくと,また次回につなげていこうと、意欲がわきますね!
駒久美子先生ありがとうございました。

16歳の仕事塾 国府台女子学院高等学校

September 16, 2016 (Fri.)

9月16日(金)
プロジェクト名:16歳の仕事塾
主催:国府台女子学院高等学校
レクチャラー:水嶋一江
制作:八重樫みどり
場所:国府台女子学院高等学校 教室
時間:①12:50-13:35 ②13:45-14:30
受講生:①18名 ②20名
高校1年生に向けたセミナー「16歳の仕事塾」。いろいろな職業人の話を聞いて、キャリアデザインの参考にしていただこうというプロジェクトです。私の場合「新楽器の発明&コンサート活動」という特殊な分野ですが、クリエイティビティ&オリジナリティなとどの職業でも今後ますます重要となってくるファクターについてお話ししました。
参加者の皆さん、高校1年生ながらすでに具体的な職業を思い描いている方が多いことに感心しました。
はじめてお目にかかったのに、心を開いて話してくださる生徒さんも多く、とても楽しい経験でした。